鼻中隔湾曲症が見つかる
あれはいつだったか、20代後半、結婚して間もない頃、のどに魚の骨が刺さったので耳鼻咽喉科を受診した。電車通り沿いの個人病院だったが、拡大鏡での目視やレントゲンでは結局魚の骨は見つからず、喉に小さな傷があるのでそれに違和感があるのでは、という診断だった。
「そうだ、骨を取ろうとして指を突っ込んだから喉に傷が付いたんだな」
念のため近くの大きな総合病院に手紙を書いてくれたので再度受診することになった。長い長い待ち時間を越えてCTなどの精密検査。そこでついた診断名は魚の骨とは全く関係がないものだった。
「魚の骨はないけど鼻中隔湾曲症があるね。」
ここが始まりで、この約17年後に手術に踏み切ることに。